2026.6.17

不定期連載「コラボの原産地」第 42 回

コラボアートの裏側とルーツに迫る!
BRIDGE SHIP HOUSEインタビュー【全商品紹介】

コラボレーション商品を紹介することを口実に作家さんやクリエイターさんと制作秘話を対談する企画。

今回は2025年夏の企画「12イラストレーターズ」でご登場いただいたアーティスト、BRIDGE SHIP HOUSE(ブリッジシップハウス)さんとのコラボレーションです。
ハイクオリティなのにコーディネートしやすい、さまざまなアイテムをご用意しました。

インタビューでは、イラストレーターになったきっかけから制作過程まで、楽しくお話しいただきました。
インタビュアーを務めるのはグラニフのコラボレーション担当、水野です。

ぜひ最後までご覧ください。

BRIDGE SHIP HOUSEさんがイラストレーターになったきっかけと制作秘話

水野BRIDGEさんとは、グラニフのオリジナルキャラクターを12人のイラストレーターさんに描いていただく企画「12イラストレーターズ」でご一緒させていただきました。反響はいかがでしたか?

BRIDGE SHIP HOUSEさん(以下BRIDGE、敬称略)先行予約が始まってすぐに、SNSで購入された方の投稿を見かけて、さっそくそんなに反響があるんだ! と驚きました。発売後すぐに反響があること自体、印象的でした。

展示などで着て来てくれるお客さんも多かったですし、知り合いの方から買ったよ! と連絡をいただいたり、グラニフさんの流通の力を感じました。

2025 年発売「 PRANK」


水野グラニフ社内でも人気で、自然とお揃いになっている人たちをよく見かけました。やっぱり反響が届くのはうれしいものですか?

BRIDGEうれしいです! やって終わりじゃない、納品がゴールというだけでなく、お仕事として貢献できた! という気持ちになれます。一人で作るのとは違いますよね。

発売後、オンラインストアのスタッフコーディネートの写真がちょっとずつ増えていくのを見るのも楽しかったです。

水野写真を投稿するスタッフは、今もっと増えています。それぞれInstagramを開設したり、写真を見た方が実際にスタッフと店舗で会えたりするのも楽しいようで盛り上がっています。今回もたくさん投稿されると思いますので、ぜひ購入の参考にしていただけたらと思います。
スタッフコーディネート一覧

BRIDGEさんは、グラニフのことは「12イラストレーターズ」のコラボ以前からご存じでしたか?

BRIDGEはい。チャレンジが多いデザインなのに手に取りやすい値段ですごい、と思っていました。刺繍やプリント、絵柄の配置など仕様が凝っていて、ロゴだけドン! じゃないんですよね。だから、イラストをどうやって料理しているのか参考に見ることもありました。

水野刺繍やプリントはこだわってデザインしているので、そのような視点で見ていただけていたのはうれしいです。

デザイン面で言うと今回のコレクションもそうですが、ストーリーを持った作品を扱うことが多いので、キャラを人気順で出すとか、作中のアイテムをただ再現する…といったデザインは、なるべくしないようにしています。

視聴者として好きなシーンがアイテムの中に再現されているぐらいの距離感で、物語の前後が「線」で感じられるようなデザイン、見たら「あのシーンあったよね」と会話が広がるようなアイテムの開発を目指しているので、作品が好きなスタッフやデザイナーが取り扱うことにもこだわっています。

BRIDGE確かに。グラニフさんのアイテムは「思い出を持ち歩いている」感じだと聞いたことがあります。

水野まさにその感じです、ありがとうございます。

今回のコラボレーション企画のお話を最初にさせていただいたときは、どんな印象でしたか?

BRIDGE一番最初は「グラニフさんはたくさんの有名タイトルや出版社さんとコラボしている企業なのに、私で大丈夫?」と思いました。

水野もちろんです! きっかけさえあればやらせていただきたい、とずっと思っていました。

グラニフは年間40作品ぐらい、先を含めるとかなり多くのコラボ企画を並走しています。そのため、「この人とコレクションが作れたら、自分も欲しいアイテムができる!」「絶対にお客さんが欲しいものになる!」という、現場が望むコラボレーションもやりたいとずっと思っていたんです。

「12イラストレーターズ」でBRIDGEさんとご縁ができて、お声掛けする機会に繋がったときはうれしかったです。

BRIDGE私もうれしい。よかったです。オファー後にふと、もしかして「12イラストレーターズ」のときに店舗に行ったり、せっせと宣伝したのが報われたのかな? と思っていました。

水野その節は、本当にありがとうございました!

海外のアニメーションがルーツ。将来を考えて道が開けた

水野BRIDGEさんがイラストを描かれるようになったきっかけを教えてください。

BRIDGEイラストレーション…つまり「人のための絵」を描いて対価を得る仕事をしたい、イラストレーターになろう、と思ったのは高校生のときです。

進路を決める段階で、実家の和菓子屋を継ぐつもりで生きてきたけど、私はあんこが食べれないので継げない、となって。じゃあ何しよう?と考えたとき 、会社員を目指す前に一度、無謀なチャレンジをしてみよう、音楽と絵が好きだからどちらかをやってみよう、と思ったんです。

音楽はバンドメンバーを集めたりと人が関わって大変なので、まず一人でやれるイラストをやろうと、腕試しのつもりでアートイベントのDESIGN FESTA(デザインフェスタ、以下デザフェス)に出店しました。それがきっかけで仕事に繋がりました。

水野高校生でお仕事を始められたのは早いですね。イラストを描くのはもともと好きだったのでしょうか?

BRIDGE好きでしたが、周りから仕事になると言われるほどではなかったです。仕事をもらったことが、ちゃんとしたイラストを描くきっかけになりました。

水野作品制作の上で、影響を受けたと感じる人や作品はありますか?

BRIDGE幼少期に繰り返し摂取して、確実に血肉になっていると思うのはディズニーのアニメーションです。両親が自営業で忙しかったので、家で一人で楽しめるものを、と「不思議の国のアリス」「ピノキオ」「シンデレラ」「美女と野獣」「リトル・マーメイド」などを毎日毎日、繰り返し見ていました。

自分が生まれてすぐくらいにおばあちゃんがハワイで購入してきた「ベティ・ブープ」(邦題:ベティちゃん)もよく見ていました。

水野ベティちゃんはカラーで親しまれていますが、元は戦前や戦時中に作られた白黒作品だったんですね。

BRIDGEそうなんです。だからおばあちゃんが持っていたのも白黒で英語のアニメでしたが、繰り返し見ていて、流れている音楽も好きでした。クラシックな雰囲気のキャラクターが好きなのもそこからの影響だと思います。当時の海外のアニメーションはよく動き、日本のものとはシステムが違ったので、保育園でみんなで見る日本のアニメは止まって見えてしまう弊害もありました。

水野BRIDGEさんの作品はどこか海外の雰囲気を感じると思っていたのですが、そういう原体験があったのですね。
イラストは最初から今の画風で描かれていたのでしょうか?

BRIDGEデザフェス出展を決めた段階で、そこで出すステッカーに合う絵を描き始めました。

学校の美術室にあった雑誌「美術手帖」で、村上隆さんやアメリカのアーティスト・KAWS(カウズ)、デザイン・スタジオgroovisions(グルーヴィジョンズ)などの特集を見たんです。それまでアニメの絵は作品を作った会社だけのものと思っていたので、カートゥーンのアーティストを知り「私も描いていいんだ」と認識が覆った瞬間でした。

自分が好きなことと職業が繋がっていなかったのですが、ペインティングでお金を得て暮らしている人がいると知って、絵とお仕事が繋がった瞬間でもあります。

水野BRIDGEさんは、4つ目のウサギ「Matthew(マシュー)」や、サボテンの「Morris(モーリス)」といったオリジナルキャラクターを代表的なアイコンとして描かれています。

描いていて楽しいモチーフはキャラクターでしょうか? それとも他にありますか?

BRIDGE石とか草とか、メイン以外のモチーフを描いているときが楽しいです。キャラクターを描くときは、大げさに言うと憑依しているような、そのキャラクターの気分になっているんです。気が散るとリセットされてしまうので「どうか今は電話かかってこないで…」と思いながら描いています。

だから、そうではないモチーフの方が自由に線を引けるというか、気楽に描けていいですね。

豊かさを保つために試行錯誤をあえてする。作品制作の秘訣

水野BRIDGEさんはイラスト制作だけでなく、グッズ作成から撮影までほとんどの作業をご自身で行われているとお聞きしました。どのようなこだわりのもと制作されているのでしょうか?

BRIDGE自分の中では「普通こうだろう」と思うことをしているだけで、こだわりと言えるほどのものは特にないつもりなんですが、周囲の人からは「こだわりが強い」と言われます。

ただ、これをやりたいという原動力より、こうなりたくないと逃げる力の方が強いかもしれません。やりたくない表現は確実にあるんです。

たとえば、以前手掛けたMatthewのカプセルトイのカラーリングは自分で選んでいるのですが、赤・青・黄色といった原色から外したい、と思いながら配色しました。

水野それが結果として、BRIDGEさんらしいスタイルになっているんですね。私も発売してすぐガチャを回したのですが、どれもかわいくて全部揃えたくなりました。

水野BRIDGEさんの中では最初から明確に「やりたい」「やりたくない」のスタートやゴールが見えているのでしょうか? それとも「やりたくない」を避けていく中で、ひとつの答えにたどり着くのでしょうか。

BRIDGE最初はボヤ〜っとしたイメージで見えています。そこから自分にとって居心地のよくない表現や考え方を排除していくことで、「これなら自分が居心地いいな」というものに着地できます。

最初から「これをやるぞ!」と成功したことがあるルートをまっすぐ進めば早いし、一度やって心地いいことがわかっているし、売り上げも確実。わかりきったことをもう一度やるのはスピード感があって簡単で安心なんですが、息苦しいですし、何より豊かじゃないですよね。

本当はもっとあちこちに自分の心地いいものがあるかもしれないのに、そこに行く選択肢を失くしてゴールに行くことになるんです。自分の居心地がよくないものを避けながら作っている時点でもう、ある程度の豊かさが失われているので、自分にとっての選択肢をなるべくたくさん残すためにこういう作り方をしています。

水野成功ルートがひとつわかっていても、他の可能性もあるはずだから、いろいろなことをやって見ていきたいというアプローチなんですね。それが多岐にわたる作品のクオリティに繋がっているんだな、と感じました。

水野具体的に、イラスト制作はどのように進めていらっしゃいますか?

BRIDGE最初はアイデアスケッチから入ります。今回のコレクションでは、まず「QUIET POWER」というコンセプトのアイデアを出して、そこから「ビューティフルシャドーに作用されているMatthewを描こう」と考えます。

そうしたら次は、どんな形にしようか、どういうシーンがあったら「ビューティフルシャドーの力で変化させられたMatthew」が伝わるかな、後ろから忍び寄る絵だとわかりづらいかな、2者をアップにしたほうがいいのかな…とか、それをTシャツやアイテムにどう落とし込もうか、とスケッチしながら産み出していきます。

水野かわいい! 過程もとても素敵ですね。手描きでスケッチしてから、iPadに移って清書して…という形なんですね。

本日は他にも、いろいろな画材やアイテムを持ってきていただきました。どれもすごくかわいいですね。

水野キャンバスに絵の具で描く場合はどうされているのですか?

BRIDGEスケッチをiPadに取り込んで、色を乗せてカラーイメージまでデジタルで完成させてから、キャンバスに移ってブラシやカラースプレーを使って仕上げます。

水野手袋をされるんですね。紫色がオーダーメイドなのかと思うぐらい色がマッチしていてかわいいです。

BRIDGE絵具を扱うときは手が汚れますが、それを気にしていると制作中に気が散ってしまうので、手袋をしています。洗う時間ももったいないので、使い捨ての手袋をしてます。

水野制作をするときに音楽や映像を流すなど、インスピレーションを得ているものはありますか?

BRIDGE音楽はパンクやパワーポップ、インディー・ロックやシューゲイザーが好きです。集めたCDをiTunesに入れて聴いたり、最近の曲を知りたいときはSpotifyのおすすめを自動再生で聴いています。

水野私も同じようなジャンルの音楽が好きで、音楽イベントのために何か月も前から有給を入れています。

BRIDGEいいですね! 同じものを聴いているといいな。心の健康を保っているんですよね。

音楽は、制作の滑り出しをサポートしてくれる存在です。

水野では、だんだん音楽がなくてもよくなる?

BRIDGEそうです。やる気が出るというか、普通にやらなければいけないことや生活をしている頭の中のまま制作に入っていくのが難しいんです。偽物感があるというか…。一度音楽を聴いたほうが、税金のこととかも忘れて何も責任がなかった学生時代の自分に戻れる感じがして。

水野音楽が自分のモードを切り替えるスイッチになるんですね。

日頃からお忙しいと思いますが、休憩やリフレッシュはどうされていますか?

BRIDGE家にトランポリンが置いてあって、ちょっと休憩するときに3分位飛んでいます。ジャンプするのは楽しくて、リフレッシュになりますね。

コーディネートしやすさ抜群のコレクション、全13種をご紹介!

水野今回のコレクションは「QUIET POWER」というコンセプトのもと、BRIDGEさんのキャラクター「Matthew」と、グラニフのキャラクター「ビューティフルシャドー」のコラボレーションを描いていただきました。

Matthewとビューティフルシャドーを描くことにしたのは、なぜでしょうか?

BRIDGE「12イラストレーターズ」では、ビューティフルシャドーにイタズラされて顔が変わってしまったMatthewとMorrisを描かせていただきました。そのテーマをもう少し広げて、ただイタズラされたのではなく「作用しあう」イメージにしたいと思いました。

Matthewという「QUIET(静か)」な存在に対して、いたずら好きの「POWER」を持つビューティフルシャドー。その両極端な単語を組み合わせて「QUIET POWER」にしました。

グラニフさん自体やビューティフルシャドーのイメージは、外向きで明るくて人懐っこいテンションですよね。「異形の静かな労働者」というストーリーを持つMatthewとは真逆の性質なので、明るい世界にどうやったらMatthewを存在させられるだろう、馴染ませられるだろう…と考えていったんです。

Matthewはシャドーに作用されても真っ黒にはならない、静かだけど動じない、支配はされないよ、ということを表現しました。

水野対になりつつ作用しあうイメージが、複数のアートから伝わってきます。

今回はアイテムのサイズや形、配色やモチーフの配置までかなり細かくデザインしていただきましたが、特に意識したことはありますか?

BRIDGE今回はいくつかイラストを描いて、その組み合わせでいろいろなデザインを作っています。そのアートやアイテムの組み合わせ方によって、複数のストーリーが想起できるようデザインさせていただきました。

同じモチーフでもデザインの前後関係によって時系列が一本筋にならないような印象にし、なおかつどんな解釈をしても「QUIET POWER」のコンセプトに帰るようにしました。

水野グラニフが日々考えているデザインの考え方とも繋がります。今回はTシャツだけでなく、半袖シャツや半袖パーカー、私が着用しているキャップやショルダーバッグ、ぬいぐるみチャーム、靴下といった雑貨も多く展開させていただきました。

グラニフの多岐にわたるアイテムの中からセレクトしましたが、いかがでしたか?

BRIDGEいきなりこんなに出して大丈夫なの?! と驚きました。

水野実際のサンプルを見たときはいかがでしたか?

BRIDGE画面上でデザインするときにうまくならしたはずのものも、服になるとプリントのインクの乗り具合や刺繍の出っ張りで陰影や質感が足されることで、絵の情報量が増えて雰囲気が変わるのはおもしろかったです。

水野半袖シャツの「QUIET POWER」のロゴとMatthewの顔が刺繍で乗っている感じなども、かわいいです。

BRIDGE顔まで刺繍でいけるかな、ここはアップリケにしましょう、というお話もしましたよね。アップリケはシワが入るけど、シワが入ったほうがいいイラストだったりすることもあって、おもしろかったです。

水野今回はコレクションアイテムだけでなく販促物、バナーや4コマ漫画まで、BRIDGEさんに手掛けていただきました。豪華な仕様です。

BRIDGEやらせていただけてよかったです。自分の希望をここまで通していただいたコレクションで、販促だけ違う作りだとちぐはぐな印象が生まれてしまうんじゃないか、と思っていたので。丸ごとひとつの脳みそが作ってるみたいに見せられた方が説得力が出るかなと。

水野世界観やコンセプトの芯が全体に通っている感じがします。

BRIDGEビューティフルシャドーがそばにいてくれたとしても、Matthewのことを知っている人はまだまだ多くはないですから、堂々と知らせるような力強さを持って統一感を出せてよかったです。店舗に飾られる販促物のグラデーションなどもきれいに出ていましたね。

水野印刷サンプルが来たときは思わず「かわいい!」と歓声をあげました。アイテムだけではなくそういったところまで、みなさんに楽しんでただけたらと思います。

では、BRIDGEさんと一緒に各アイテムを詳しくご紹介します。

配色や質感が特徴的なTシャツ3種

水野まず白Tシャツです。ビューティフルシャドーの影響を受けて、Matthewの姿が変わっていく瞬間のアートを大きくプリントしました。ある意味今回のコレクションの顔になるようなイラストです。テーマカラーのひとつであるミルクグリーンも特徴的です。

BRIDGEこのカラーリングよく作ってくれた、と思いました。アパレル商品だし、もっと落ち着いたグリーンになってしまうだろうと覚悟していたのですが、ドンピシャの色が上がって来てうれしかったです。

水野サンプルが上がるたびに私も大歓喜で、やっぱり「キャー!かわいいです!」と声が上がりました。
バックのプリントはアクセントカラーのオレンジで「BRIDGE SHIP HOUSE」の文字が入っています。


水野次は、Matthewがシャドー化してしまった姿を描いたTシャツです。背後のビューティフルシャドーがジャジャーンと得意げにポーズをとっています。
バックにはコンセプトの「QUIET POWER」がオレンジでプリントされています。

BRIDGE品のいい紫色の生地で、くたくたになっても味が出ていいと思うので、着古して欲しいです。

水野ヴィンテージ感が出たときもかわいい色に育ちそうですよね。紫色は色番号で指定していただき、こだわって作ることができました。このTシャツと合わせるために新しい服を買わなくても、持っているもので必ずコーディネートできる、1着持っておきたいアイテムになりました。

BRIDGE濃すぎない紫色で、ボトムスが白でも黒でも合わせやすくなっています。使い回しがしやすくどんなものでもバチっとハマる、便利アイテムになっていると思います。


水野次は、Matthewとシャドー化したMatthewの頭が引き合うアートのプリントTシャツです。融合することで思考が増えるイメージのアートです。バックにはコンセプトの「QUIET POWER」のロゴを大きくプリントしています。

BRIDGEこれは生地がスミクロなんですよね。もともとはグレーで作ろうという話だったのですが、グレーは汗をかくと少し目立つし、かといって黒は他のアイテムもあるので、ちょっとずらした黒めの色も欲しくてスミクロを提案させていただきました。着こなしたような印象があるいい色ですよね。

水野ミルクグリーンの色やデザインともマッチした、ちょうどいいカラーになりましたね。


色やプリントが大きく楽しめる、ビッグシルエットTシャツ2種

水野ミルクグリーンのビッグシルエットTシャツです。着丈は前後差があり、肩を落として着ていただけるサイズ感です。フロントはMatthewの頭が引き合うアートを刺繍で表現しました。

BRIDGEこんなに大きな刺繍が入った服を出すのは初めてです。

水野バックには元の自分の顔を手放さないようにしているシャドー化したMatthewをプリントし、「BRIDGE SHIP HOUSE」の文字が刺繍されています。

BRIDGEとても使いやすいと思うので、バシバシ着てほしいです。1枚でそのままコーディネートしてほしいですね。
発売時期に合わせて日光の下で映えるイメージで作ったので、外に出て欲しいです! 汗シミも気にならないカラーリングだと思います。

水野コーディネートの中に、新しい色を取り入れるのを試してほしいですね。
オレンジのポイントカラ―も入って、青空が眩しい暑い日にもぴったりな仕上がりになったと思います。


水野こちらは黒のビッグシルエットTシャツです。フロントはいたずらパワーを出すビューティフルシャドー、重なるMatthewのアートをプリントしました。

BRIDGEこのフロントのビューティフルシャドーは、ストーリー性という意味では「こいつが犯人です!」というアートですね。これも一枚で着て出かけてほしいです。

水野首元には「QUIET」の文字が刺繍されています。秋冬だと上に何かはおって背中側は見えなくなりがちなので、バックに大きく絵柄を入れるのは春夏シーズンだからこそのデザインです。


2パックアイコンTシャツはパッケージデザインもポイント

水野Matthewとシャドー化したMatthewの顔を、それぞれ胸元に刺繍した2枚セットのTシャツパックです。裾にはビューティフルシャドーとMorrisのミルクグリーンの織りネームが入っています。同じタグですが、外側に見える面が違う仕様になっています。

水野また、今回はパッケージもBRIDGEさんにデザインしていただきました!

BRIDGEマストバイだぞ!という印象をつけたかったので、使う色にもこだわりました。

水野袋だけでも10枚入りで販売したいぐらいの素敵なデザインに仕上がりました。


仕掛けに凝った半袖パーカーと半袖シャツ2種

水野フロントは元の顔を持つシャドー化Matthewと「BRIDGE SHIP HOUSE」の文字、バックは引き合う顔をプリントしました。

BRIDGE半袖パーカーはグラニフさんならではの印象があるアイテムですね。

水野グラニフではコレクションの定番になりつつある人気アイテムです。

BRIDGEフードに「QUIET」、背中に「POWER」のロゴが入っているのもいいですよね。




水野重なるMatthewのアートを大きくバックプリントした、ビッグシルエットのシャツです。フロントのポケットにはいたずらを仕掛けたシャドーの織りネームがあしらわれています。ミルクグリーンを使用したボタンやボタンホールにも注目です。

BRIDGEこのグリーン、本当にかわいいですよね。




水野シャツは白もご用意しています。フロントは両手をあげたビューティフルシャドーを刺繍し、バックにはシャドー化したMatthewが持つ元の顔の部分を大きくアップリケ刺繍で表現しました。胸元のポケットにオレンジの織りネームをあしらっているのもポイントです。

BRIDGEシャツは2種類で、こんなにいろいろ凝ってくれるなんて、と思いました。これはアメリカンダイナーみたいなゴテゴテ感があってかわいいと思います。アイスクリームが似合いそう。

水野たしかに、アイスクリーム屋さんみたいですね。ローラースケートなども似合いそうです。




コーディネートの工夫を盛り込んだ靴下とキャップ

水野シャドー化Matthewをジャカード編みで表現した靴下です。Matthewの周りの線もきれいに再現できてよかったです。

BRIDGE本当にきれい。最初にデザインしたのが靴下でしたね。靴下は差し色でワンポイントの印象があるので、最初はカラフルにしようか悩んだんですが、黒にして正解でした。私のアイデアに付き合っていただけてよかったです。

水野サイドじゃなくて、履いたときに前と後ろで絵柄が見えるのもかわいいです。




水野ヴィンテージ感ある紫色の生地がかわいいキャップです。フロントにMatthewの頭が引き合っているアートを刺繍で表現しました。

BRIDGEすごく豪華ですよね。前・後ろ・サイド全部に刺繍が入っています。

水野フロントもさることながら、左サイドに刺繍された文字の波打つ感じもかわいいですよね。

BRIDGEキャップは最初から紫がドンピシャのカラーとしてあったわけではなく、黒や白の服どちらも合う色にしたい、組み合わせでいい感じに補完しあうようにしたいと思って、服とのシミュレーションを合成して作ってみたりして「これ!」と決めました。

水野全体のバランスを見ながら選んでくださったんですね。ミルクグリーンのTシャツなどともよく合うと思います。

BRIDGE何も考えずに作ったら黒になるところでしたが、コレクション全体の構成を見て幅を探しました。被りやすいものになって、よかったと思います。


アクセントに最適なバッグとチャーム

水野こちらもグラニフのコレクションで定番になりつつある、ミニショルダーバッグです。引き合うMatthewの頭のアートをアップリケ刺繍で表現しました。反対側にはPOWERを発するシャドーを刺繍しています。

BRIDGE片方だけオレンジを入れたデザインにしたので、ファッションに合わせて両面を使い分けてもらえればと思います。

水野このイラスト部分は、アップリケバージョンと刺繍バージョンの2パターンを作ってみて、比較した結果刺繍バージョンを選んでいただいたんですよね。

BRIDGE布のシャカシャカ感より、刺繍のカチっとした光沢ある質感が高級感が出て合いそうだよね、とお話しましたね。

水野アイテムによっては、刺繍だと固く感じることがあり布アップリケにして和らげるのですが、バッグなら固くても合いますよね。

BRIDGE安心感がありますよね。刺繍もこんなにきれいに仕上がってくるんだ! とびっくりしました。

水野このバッグは下のファスナーを開いてマチを広げることができます。中はミルクグリーンになっているので、ちょっと差し色が欲しいな、というときに開けてコーディネートしていただいてもいいと思います。
ペットボトル・スマートフォン・財布など、けっこうたくさん入るサイズ感で、クリエイターさんからは展示で会場内を回るときにちょうどいい、と喜ばれています。

BRIDGEかわいい。完璧です。ショップ写真は商品メインになると思うのですが、身体にぴったりくっつく着用感もいいですよ。


水野最後に、シャドー化したMatthewのぬいぐるみチャームです。Matthewの猫背なフォルムまで感じられます。ちょうどいいサイズ感で、触り心地をもちっと仕上げました。

BRIDGEMatthewと並べると、Matthewの偽物感があるのもかわいいです!

水野ぬいぐるみチャームはグラニフで少しずつ作るようになってきた人気のアイテムですが、初めての試みとしては、腕輪のところです。

BRIDGEここはぬいぐるみ素材じゃなくて亜鉛合金で表現していますよね。足のすね毛まで刺繍で入れてくれて感動しました。

ぬいぐるみチャームの3Dデータとサンプルを見せていただいたときに、絵の性質に合いそうなアイテムを作ってくれたんだな、と伝わってきました。

水野Matthewのポイントを細かく再現させていただきました!バッグと一緒に使いやすいアイテムですし、コレクションの中でいろいろなコーディネートを楽しんでいただけると思います。


お気に入りアイテムと、今後やりたいこと

水野BRIDGEさんが今回のラインナップで特に身につけたいお気に入りアイテムはありましたか?

BRIDGE紫のTシャツがかなりお気に入りです。私もそうなのですが、イエベなどの肌色によっては紫や寒色系の色の服が似合わないことがあるんです。

でも、顔の近くにオレンジっぽい色を持ってくることで中和して、誰でも着れるよう絶妙な色に調整しました。誰でも着れる、自分でも着ても大丈夫なものに仕上がったかな、と思います。

BRIDGEそれに、こんな上品な紫にしてもらえると思ってなかったんです。アパレルでパープルって難しいんですよね。

水野この紫を推していただいたので、がんばって再現させていただきました。色Tシャツがあることで、ラインナップを見たときに白黒だけじゃない、選択肢が増えた感じがありましたね。

BRIDGE一枚あるだけで変わりますよね。コレクション全体を見ても、モノクロだけじゃない豊かな感じが出たと思います。

水野ご自身でもいろいろなアイテムを制作されていますが、グラニフとのコラボレーションだからこそ叶えられたことはありましたか?

BRIDGEまさにグラニフさんらしい、凝った仕様の恩恵が受けられたことですね。一番はやっぱりぬいぐるみチャームです。ずっとMatthewの偽物っぽいぬいぐるみを作りたいと思っていたので、叶ってよかったです。

水野最後に、BRIDGEさんが今後やってみたいお仕事や、作ってみたい商品などがあれば教えてください。

BRIDGEやってみたいお仕事は、ショッピングモールの装飾になっているバルーンを作りたいです。

日本ではまだあまり見かけませんが、台湾などでは建物の入り口に座っているのをよく見かけます。また、お店の壁面の絵など、既にある建物にちょっかいをかけるような、何かを作ってプラスするようなことをしてみたいです。

作ってみたいアイテムはランプやファニチャー系です。布素材を扱う機会は多いので、靴やウォールミラーといった布素材以外のものにチャレンジしてみたいです。

水野どれもグラニフのアイテムにあります。スツールやテントもあるので、コラボアイテムの可能性は無限大です。

BRIDGEテントまで?! すごいですね。あとは食器などのキッチン用品も攻めていきたいですね。マグカップぐらいしか出したことがないんです。

水野食器もおもしろそうです。生活の中で目にする機会が多いアイテムだと、うれしくなりますね。
ぜひ、今後もいろいろ広げていきたいです。本日は、貴重なお話をありがとうございました!

BRIDGEありがとうございました!

PROFILE

BRIDGE SHIP HOUSE
インディペンデントアーティスト
主にブラシを使い、オルタナティブコミックやアートトイに影響を受けた作風でインナーワールドを描く。都内のアトリエにてアートワークやグラフィックデザイン、撮影を一人で行っている。“Matthew”という4つ目のウサギが代表的なアイコン。

instagram X official HP

水野|株式会社グラニフ
コラボレーション担当
グラニフのコラボレーション担当者。映画、ゲーム、漫画、アニメなど幅広いジャンルのコラボ商品の企画立案から商品リリースまでを進行。休日は音楽イベントへ行きまくり、夜な夜なサッカー観戦とパン作りをして過ごす。

編集:水野/文章:kao/写真:河内 彩

BRIDGE SHIP HOUSE コラボレーション フォトギャラリー










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